なぜ、BLUETTI Charger 2が優れいているのか?

エンジンを切った駐車中に自動でソーラー充電できる走行充電器』はBLUETTI Charger 2の他にあるのか?

実は、DJIの1.8kW充電器や、EcoFlowの最新モデル(Plus 1000)も対応しています。 しかし! DJIは自社のポタ電にしか使えない『専用品』ですし、EcoFlowの最新モデルはソーラー入力が300Wしかありません。

その点、このBLUETTI Charger 2は、【ソーラー600Wという大電力を受け止められ】、なおかつ【他社のポタ電(95%)にも爆速で流し込める汎用性】を持っています。 現状、一番バランスが良くて最強のシステムを組めるのは、間違いなくBLUETTI Charger 2です!

Charger 1(従来機)との違いとスペック比較

側面のポートを見比べると分かりますが、前作の『Charger 1』はポタ電を充電するだけの非常にシンプルな設計でした。一方『Charger 2』は、ソーラー充電や、車への『逆充電(リバース充電)』にも対応しています。

通常の走行充電器は、エンジンを切ってしまうと全く使い道がありません。しかしCharger 2は、双方向(リバース)対応のバッテリーと『Hub D1(DCハブ)』を組み合わせることで、エンジンOFF時でもポタ電の電気を使って家電を動かせる、キャンピングカーの『サブバッテリーシステム』として完璧に拡張できます。

サイズ・重量・スペック比較表

項目Charger 2Charger 1
サイズ265 x 169 x 69.7 mm145 x 110 x 60 mm
重量1.59 kg1.2 kg
最大出力1200W(合計)560W(オルタのみ)
ソーラー入力600Wなし
逆充電(リバース)1000Wなし
ヒューズ75A付属なし
ブレーカーありあり
汎用性(MC4→XT60)12〜56V – 24A12〜56V – 10A

サイズは約1.5倍大きくなっていますが、重量は1.2kgから1.59kgとそこまで差がありません。これだけの性能アップを考えれば、サイズアップは納得の範囲です。また、Charger 2には新たに75Aのヒューズが付属しており、より安全にDIYできるようになりました。

Charger 2のシステム構成と各ポートの役割

箱を開けると大量のケーブルが入っていて「配線が難しそう…」と思うかもしれませんが、実はシンプルです。自分の車中泊スタイルに合わせて必要なケーブルを選ぶパズルのようなものです。

全体の動きは、大きく2つのパターンに分かれます。

パターンA:一方向(ポタ電を充電する)

車のオルタネーターとソーラーパネルからの電力を1つにまとめ、最大1200Wでポタ電に叩き込む一方通行の動きです。(ソーラーなしの場合は最大800W)。

パターンB:逆充電(ポタ電から車・家電へ)

ここからがCharger 2のバケモノ級の進化です。満タンになったポタ電の電気を吸い上げ、車のメインバッテリーに戻してバッテリー上がりを防いだり、別売りのHub D1(DCハブ)に送ってエンジンOFF状態でも冷蔵庫や照明を動かし続けることができます。まさに『キャンピングカーの心臓部』です。

各ポートの解説(左から順に)

ALT(オルタネーター)ポート:極太ケーブル。車のメインバッテリーと繋ぐ入口。

CHG(チャージ)ポート:ポタ電を充電するための出力ポート。

PV(ソーラー)ポート:ソーラーパネルからの電気を入れる入口。

DCパネルポート:別売りのDCハブ(Hub D1)を繋ぐ専用ポート。

BAT(バッテリー)ポート:超重要!

BLUETTIの双方向対応バッテリー(Apex 300など)を繋ぐ専用ポート。ここが「パターンB(逆充電)」の鍵になります。

ハイエースへのDIY取り付け完全ガイド

それでは、実際にハイエースに取り付けていきます。全体の流れは以下の3ステップです。

  1. 車内に配線を引き込む
  2. メインバッテリーにケーブルを繋ぐ
  3. Charger 2に各ケーブルを接続する

必要な工具はレンチ、ドライバー、ピックアップツールなど

必要な工具はレンチ、ドライバー、配線通し(ピックアップツールやマスキングテープ)など。安全を守るヒューズも付属しているのでDIYのハードルは低いです。

STEP1: 車内への配線引き込み

最大の難関です。ハイエースの場合、助手席下のバッテリールームから座席後ろ下の穴を通して車内へ引き込みます。

プラスとマイナスのケーブルをマスキングテープでまとめ、ピックアップツールとロープを使ってバッテリールームから車内へ引っ張り出します。(※詳しい穴あけの様子や工具は、別記事のDIYガイドをご参照ください)

STEP2: メインバッテリーへの接続

接続時の鉄則は**「マイナスから外し、プラスから取り付ける」**こと。必ずプラス側に付属のヒューズを噛ませてから繋ぎます。

STEP3: Charger 2への接続

車内に引き込んだケーブルを、左から順に各ポートへ挿していきます。コネクタの形状がすべて違うため、挿し間違える心配はありません。

オルタネーター(メインバッテリーに繋いだ太いケーブル)

ポータブル電源

ソーラーパネル

DCハブ

双方向充電対応のポタ電用ケーブル

全てのポートに接続した様子

【超重要】D+信号ケーブルの本当の役割とは?

一番左にある小さな「D+」ポート。最近のエコカーやハイエースには、燃費向上のためバッテリーがいっぱいになると発電をサボる**「スマートオルタネーター」**機能がついています。

これのせいで「エンジンが切れた」と勘違いし、走行充電が止まることがあります。

解決策: このD+信号ケーブルを車のヒューズボックス(ACC等)に繋ぐことで、「今エンジンがかかってるから絶対に充電を止めないで!」という強制命令を送れます。これで車に騙されず、安定して爆速充電し続けることが可能です。(※今回の検証では未接続でテストしています)

アプリの設定

配線が終わったら、BLUETTI専用アプリをBluetoothで繋ぎます。

BLUETTIアプリを開いて、新しい製品を追加をタップすると、すぐにCharger 2が表示されます。

紐付け自体は、すぐに完了!ネットワーク設定やアップデートがある場合は、行います。(省略しています。)

Charger 2の紐付けが完了すると、一方向充電用のポータブル電源のセットアップを行います。

BLUETTIのポータブル電源の場合は、スマート識別で自動で電圧と出力を設定してくれます。

他社のポタ電の場合は、手動設定から、入力電圧と入力Wを設定行います。

まず、BLUETTI AORA 100を繋ぐ為、スマート識別をタップ。

すると、15秒ほど待って、AORA 100 V2を検出しました!と表示があり、OKをタップします。

最適な電圧が自動で表示されているため、はいを選択

その後、Charger 2のトップページに戻ると、既にオルタネーターから678Wの出力があり、Charger 2を経由して、631Wポータブル電源に入力があります!

アイドリング中で、631Wはすごいですね。。。

実測!Charger 2の走行充電テスト

アプリの設置が終わったので、続いて、走行充電テストを行なっていきます。

大容量ポタ電(AORA 100 / AORA 200)での一方向テスト

エンジンをかけてアプリの充電をONにすると……オルタネーター単体で【600W以上】という凄まじい電力が叩き込まれました!シガーソケット(約100W)の約8倍のスピードです。

アイドリング中と走行中では、出力のバラつきがなく、安定しています。

今回は、ハイエースで走行テストを行なった為、600W程度の出力は、オルタネーターの性能的に問題ない為、上がり下がりがなく安定しています。軽自動車など、オルタネーターの性能が低いと、無理をしてしまい、上がり下がりや、車のエンジンをが大きくなったり、不具合の原因にもなる為、ポータブル電源に最適な電圧や出力ではなく、車のパワーに合わせて、電圧と出力を調整するのが、重要です!

小〜中容量ポタ電(AORA 10 / AORA 30 / AC50B)でのテスト

「小さなポタ電に800Wも入れたら壊れない?」と心配な方、安心してください。

小型モデルを繋いだ場合は、ポタ電側の受け入れ上限に合わせて、アプリ側で自動的(または手動)に【安全な電圧やW数】に調整して充電してくれます。

アプリ設定の裏技:オルタネーターを保護する大人の使い方

BLUETTI AORA 100をスマート識別で設置すると、自動的に最適な電圧や出力に設定される為、かなり高出力。

アイドリング中でも676W出力で、ポータブル電源へ627Wで充電しています。

このままだと、車への負担が気になるという方多いと思います。

「常に600〜800Wで引いたら車のオルタネーターの寿命が縮むのでは?」という懸念、大正解です。

急いでいない時や車の負担を減らしたい時は、あえて出力を絞る。これが愛車を長く乗るための「大人の使い方」です。

設定を変更する場合は、カスタムモードから行います。一度、ポータブル電源へ繋いだケーブルを抜いて、アプリで入力が0Wになったことを確認してから、設定変更作業を進めます。

ソーラーパネル充電テスト(最大600W)

今回は他社製であるAnkerの100W折りたたみパネル(Anker Solix Dual Portable Solar Panel 100W)で接続テストをしました。

(※注意:実際の車中泊スポットでのアイドリング充電はマナー違反になります。現場では必ずエンジンを切り、ソーラー単体で充電してくださいね!)

  • エンジンOFF時(ソーラー単体): アプリ上でPV(ソーラー)からしっかり電気が流れ込んでいます。他社製パネルでも完璧に認識されました。
  • エンジンON時(ダブル充電合算): オルタネーターの最大800Wとソーラーからの電力が合流し、ポタ電へ一気に【最大1200Wオーバー】充電可能。

エンジンOFF時(ソーラー単体でも利用可能)

リバース充電とHub D1(DCハブ)の本当の価値

Charger 2最大の目玉機能、「リバース充電(逆充電)」です。これを使うには『Apex 300』などの双方向対応機種をBATポートに繋ぐ必要があります。

トリクル充電(バッテリー上がりの完全自動化)

エンジンを完全に切った状態で、アプリから『トリクル充電』をONにします。すると、普段とは逆に【ポタ電から車へ電気を戻し】始めます。長期間車に乗らなくても、システムが勝手に車のバッテリーを充電し続けてくれる、究極の「他力本願スタイル」です。

車のバッテリーの電圧が12.6Vになると、トリクル充電(逆充電)は自動的にOFFになります。

Hub D1(DCハブ)で作る最強のサブバッテリー

「ポタ電にポートがあるからDCハブは要らない」というのは間違いです!

双方向対応のApex 300を繋げば、エンジンOFFの状態でも電気がケーブルを逆流し、Hub D1へ電力を供給し続けます。これにより、ポタ電を一時的に持ち出しつつ、車内の照明や冷蔵庫はDCハブに繋ぎっぱなしで常時稼働させるという、最強のサブバッテリーシステムが完成します。

他社製ポタ電(EcoFlow・Jackery等)での動作検証

「純正ポタ電じゃないと使えないの?」という疑問。結論、世の中の95%のポータブル電源でこの爆速充電が使えます(※一方向充電のみ)。

今回15機種以上でテストした結果の一部をご紹介します。

  • EcoFlow DELTA 3(そのまま挿せるが罠あり): 付属のXT60ケーブルが挿さりますが、機種ごとに受け入れ電圧(V)の限界が違います。必ずBLUETTIアプリから「蓄電システム入力電圧」を設定変更してください。
  • Jackery 1000 New(端子が違う): 端子が合わない場合は、一千円程度で買える「XT60 → DC8020」などの変換ケーブルを噛ませるだけで爆速充電が可能です。
  • DJI Power 1000 V2:DJIは、独自端子SDCが入出力に対応したポートです。「XT60→SDC」などの変換ケーブルを噛ませるだけで接続自体は可能です。

EcoFlow DELTA 3 Plus(XT60)

DJI Power 1000 V2(SDC)

Jackery 1500 New(DC8020)

全15機種の検証結果と必要な変換ケーブル一覧(準備中)

お手持ちのAnker、DJI、Dabbssonなどが使えるか、どの変換ケーブルが必要か、電圧設定の数値はいくつかは、以下の対応表(リンク)でまとめていますので必ずチェックしてください!

競合他社のオルタネーターチャージャーと比較

「エンジンOFF時にソーラー充電できる(デュアル入力対応の)ポタ電用オルタネーターチャージャー」で比較を行います。

現在、ポタ電業界で直接のライバルとなるのは「DJI」「EcoFlow(最新モデル)」です。それぞれの仕様と、BLUETTI Charger 2との決定的な違いをまとめました!

1. DJI「Power 1.8 kWソーラー/車内超急速充電器」

ドローンのDJIが出しているポタ電(DJI Powerシリーズ)専用の走行充電器です。

  • スペック: 走行充電(最大600W)+ ソーラー充電(最大1200W)
  • エンジンOFF時の挙動: ソーラー充電可能です。 エンジンを切ると、MC4ポートに繋いだソーラーパネルからの電力(最大1200W)だけをポタ電に流し続けます。
  • BLUETTIとの違い(弱点): これはDJI独自の「SDCポート」という特殊な端子で接続するため、【DJIのポタ電以外には絶対に繋げない(他社互換性ゼロ)】という最大の弱点があります。また、リバース充電機能もありません。

2. EcoFlow「Alternator Charger Plus 1000」(※2025年末の最新モデル)

EcoFlowが先日(2025年10月末)発表したばかりの、走行充電器の最新上位モデルです。(※旧型の800Wや500Wモデルにはソーラー入力がありませんでした)

  • スペック: 走行充電(最大1000W)+ ソーラー充電(最大300W)
  • エンジンOFF時の挙動: ソーラー充電可能です。 これも駐車中は自動でソーラー入力に切り替わります。
  • BLUETTIとの違い(弱点): 走行充電は1000Wとバケモノですが、**【ソーラー入力が最大300Wと非常に弱い】**です。ルーフに大型パネルを載せるガチ勢にとっては物足りません。また、価格も高額になりがちです。

3. 【番外編】Renogyなどの「従来のRV用DC-DC充電器」

ポタ電用ではなく、昔ながらのキャンピングカー(鉛や生のリチウムバッテリー)を組むための機器です(RenogyのDCC50Sなど)。

  • スペック: 走行充電+MPPTソーラー充電のデュアル入力。
  • エンジンOFF時の挙動: 昔からこの機能は標準搭載されており、エンジンを切るとソーラー充電に自動で切り替わります。
  • BLUETTIとの違い: ポタ電には直接充電できず、配線が超複雑(素人には発火のリスクあり)です。

徹底比較した上での「BLUETTI Charger 2」の最強ポジション

こうして市場全体を俯瞰すると、今回の動画でレビューした「BLUETTI Charger 2」の立ち位置が、いかに絶妙で最強かが分かります。

まとめ:メリット・デメリットと総評

BLUETTI Charger 2を徹底検証してきましたが、現在販売されている走行充電器の中で間違いなくトップクラスの性能です。最後にポタ電ガチ勢としての正直な評価をまとめます。

🚨 正直なデメリット

  1. 導入のハードル(配線の手間): シガーソケットに挿すだけとは違い、本格的なDIY作業が必要です(キャンピングカー並みのシステムを組む儀式だと思ってください!)。
  2. 真価を発揮するには対応機種が必要: リバース充電やDCハブをエンジンOFFで使うには、Apex 300などの双方向対応バッテリーが必須になります。

✨ どんな人におすすめか?

週末に1泊だけ車中泊するライト層なら、前作のCharger 1で十分です。しかし…

  • 連泊の車中泊やバンライフで電気をガッツリ使う人
  • ポタ電の充電し忘れで絶望したくない人
  • バッテリー管理を自動化し、エンジンOFFでも家電が使える【本格的なサブバッテリーシステム】を組みたい人

これらに当てはまるなら、2026年現在、間違いなく『Charger 2』一択です!

導入を検討している方は、ぜひこの記事のDIY手順や変換ケーブル情報を参考に、最強の車中泊システムを構築してみてくださいね!