今回は、Ankerの新製品、Anker Solix S2000 Portable Power Stationについて紹介します。
Ankerで初めての「S」シリーズ!従来「C」モデルよりも軽量コンパクトをコンセプトにしています。
この製品は、まだ発売前の新型ポータブル電源です。
僕自身、今回2026年5月27日のAnker新製品発表会に参加して、実機を見てきました。
なので今回は、Anker Solix S2000の新製品情報、公式スペック、実機を見た第一印象、そしてライバルになりそうなEcoFlow DELTA 3 2000 Airとの比較をまとめていきます。
今回のポイントは、単に「Ankerから新しいポータブル電源が出ます」という話だけではありません。
このS2000は、2000Wh帯の大容量でありながら、かなりコンパクトで軽いモデルです。
しかも、冷蔵庫などの家電を停電時にバックアップする用途をかなり意識して作られている印象があります。
なので、キャンプや車中泊だけでなく、家庭用の防災電源としても注目のモデルです。
2000Wh帯で世界最小・最軽量をうたうモデル
Anker Solix S2000の大きなポイントは、2000Wh帯なのに小さくて軽いというところです。
公式ページでは、容量2000Wh帯かつAC出力ポートを5つ以上搭載しているリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルにおいて、世界最小・最軽量モデルとうたわれています。
もちろん、これはAnker調べの条件付き表現です。
ただ、実機を見た印象としても、たしかに2000Whクラスとしてはかなりコンパクトでした。
最近のポータブル電源は、単に容量が大きいだけでは不十分です。
家の中に置きやすいか。
防災用として常設しやすいか。
冷蔵庫や通信機器の近くに置いても邪魔にならないか。
いざという時にすぐ使えるか。
このあたりがかなり重要になっています。
その意味で、Anker Solix S2000は、家庭内に置きやすい2000Wh帯ポータブル電源という立ち位置に見えました。
新製品発表会で実機を見た第一印象
発表会で実機を見て最初に感じたのは、2000Whクラスなのに縦型で、設置面積が小さいということです。
一般的な2000Whクラスのポータブル電源は、横幅が大きく、床にドンと置くような存在感があります。
でもS2000は、横に広がるというより、縦にスッと置ける形です。
キッチンの横、棚の下、リビングの隅、冷蔵庫の近くなどに置きやすそうな印象でした。
そして、Anker側もかなり冷蔵庫バックアップを意識しているように感じました。
停電時にスマホを充電するだけでなく、冷蔵庫を止めない。
食材を守る。
家庭内の電源を現実的にバックアップする。
そういう方向性の製品だと思います。
Anker Solix S2000の基本スペック
容量は2010Wh
Anker Solix S2000のバッテリー容量は、2010Whです。
2000Whクラスなので、スマホやノートPCだけでなく、冷蔵庫、テレビ、Wi-Fiルーター、電気毛布、炊飯器、小型電子レンジなど、家庭内の主要家電をバックアップする用途に向いています。
ただし、実際に何時間使えるかは、家電の消費電力や使用状況によって変わります。
例えば冷蔵庫の場合、常に同じ消費電力で動いているわけではありません。
コンプレッサーが動くタイミング、室温、開け閉めの頻度、冷蔵庫のサイズによって、消費電力は変わります。
このあたりは、発売後に実機レビューでしっかり検証したいところです。
重さは約16.2kg
重さは、約16.2kgです。
2000Wh帯としてはかなり軽い部類です。
もちろん16.2kgなので、軽々と片手で持ち歩くような製品ではありません。
ただ、2000Whクラスで20kgを超えるモデルも多い中で、16kg台に収まっているのはかなり大きなポイントです。
実機を見た印象としても、アウトドアで頻繁に持ち運ぶというより、家の中で移動しやすい大容量モデルという印象でした。
サイズは約20.8 × 28.2 × 32.3cm
サイズは、約20.8 × 28.2 × 32.3cmです。
幅が約20.8cmなので、かなりスリムです。
このスリムさが、S2000のかなり大きな特徴です。
横長のポータブル電源だと、リビングやキッチンに置いた時にスペースを取りやすいです。
でもS2000は、縦型で設置しやすい。
防災用として常設するなら、このサイズ感はかなりメリットになります。
AC定格出力は1500W
AC定格出力は、1500Wです。
1500Wあれば、多くの家庭用家電に対応できます。
例えば、冷蔵庫、テレビ、Wi-Fiルーター、ノートPC、電気毛布、炊飯器、小型電子レンジ、電気ケトルなどです。
ただし、2000Wh帯として見ると、超ハイパワーモデルというより、家庭用バックアップに必要十分な1500Wモデルという印象です。
3000W級の高出力家電をガンガン動かすタイプではありません。
ここは、あとで比較するEcoFlow DELTA 3 2000 Airとの大きな違いになります。
出力ポート数は8口
出力ポート数は、合計8口です。
構成は、前面にAC ×3、USB-C ×2、USB-A ×1。
そして背面にAC ×2です。
合計でACポートは5口あります。
USB-Cは、100W対応が1口、15W対応が1口。
USB-Aは、12Wが1口です。
特にUSB-C 100Wがあるのは大きいです。
最近は、スマホだけでなく、ノートPC、タブレット、カメラ、モバイルモニターなど、USB-Cで充電する機器が増えています。
100W出力があれば、対応するノートPCや高出力デバイスを直接充電しやすくなります。
一方で、もう一つのUSB-Cは15W、USB-Aは12Wなので、すべてのUSBポートが高出力というわけではありません。
ここは、ポートごとの役割を理解しておく必要があります。
最短充電時間は約1.8時間
ACコンセントからの最短充電時間は、約1.8時間です。
専用アプリで超急速充電モードに設定した場合の数値です。
2000Whクラスを2時間以内で充電できるのは、かなり実用的です。
台風や大雨の前に、急いで満充電にしておきたい。
停電リスクがある前日に準備しておきたい。
こういう時に、充電が速いのは大きなメリットです。
価格は税込179,900円。ただし発売時・セール時の価格に注目
価格は、税込179,900円です。
ただし、ここは注意が必要です。
ポータブル電源は、通常価格と実売価格がかなり変わるジャンルです。
特に新製品は、発売記念キャンペーン、クーポン、期間限定セール、セット割などで、通常価格から大きく下がることがあります。
なので、S2000も通常価格だけを見て「高い」と判断するのは早いと思います。
発売時のキャンペーン価格や、セール時の実売価格まで含めて評価する必要があります。
今回比較するEcoFlow DELTA 3 2000 Airも、通常価格と限定価格・セール価格でかなり印象が変わります。
つまり、価格比較は通常価格だけでなく、実売価格ベースで見ることが重要です。
Anker Solix S2000の注目ポイント
縦型コンパクトで家庭内に置きやすい
S2000の一番の注目ポイントは、やはり縦型コンパクト設計です。
2000Whクラスというと、どうしても大きくて重いイメージがあります。
でもS2000は、床に広く置くというより、細長く置ける形です。
冷蔵庫の横。
棚の下。
リビングの隅。
防災備蓄スペース。
キッチン周り。
こういった場所に置きやすそうです。
防災用ポータブル電源は、しまい込んでしまうと意味がありません。
いざという時にすぐ使える場所に置けるかどうかが大事です。
その点、S2000は日常空間に置きやすいモデルだと思います。
前面3口・背面2口のACポート配置が便利
個人的に面白いと思ったのが、前面と背面にACポートがあることです。
前面にはACポートが3口。
背面にはACポートが2口。
合計5口のACポートがあります。
これ、家庭用バックアップではかなり便利です。
例えば、冷蔵庫やWi-Fiルーターのように常時つなぎたい機器は背面へ。
スマホ充電器や一時的に使う家電は前面へ。
こういう使い分けができます。
前面だけにケーブルが集中すると、見た目がごちゃつきますし、足を引っかけるリスクもあります。
背面ACポートがあることで、常設時のケーブル処理がしやすくなるのは大きなメリットです。
USB-C 100W搭載でノートPC充電にも使いやすい
S2000は、USB-C 100W出力を搭載している点も魅力です。
ポータブル電源はACポートが注目されがちですが、最近はUSB-Cの出力性能もかなり重要です。
ノートPCを充電する。
タブレットを充電する。
カメラ機材を充電する。
USB-C対応のガジェットをまとめて充電する。
こういう使い方では、USB-C 100Wがあるとかなり便利です。
ACアダプターを使わずに直接USB-Cで充電できるので、荷物も減らせますし、変換ロスも抑えやすくなります。
ただし、S2000のUSB-Cは2口とも100Wではありません。
1口は100W、もう1口は15Wです。
そのため、ノートPCなど高出力が必要な機器は100W側につなぐ必要があります。
6,000回以上の長寿命バッテリーセル
S2000は、バッテリーセル寿命が6,000回以上とされています。
これは、電池容量が初期容量の80%まで劣化するまでの充放電回数です。
防災用のポータブル電源は、買って終わりではありません。
長く置いておくものなので、バッテリー寿命はかなり重要です。
安く買えても、短期間で大きく劣化してしまうと、防災用としては不安が残ります。
その点、S2000は長期使用をかなり意識したモデルです。
OptiSave搭載で待機時の電力ロスを抑える
S2000は、Anker独自のOptiSaveも搭載しています。
待機時の電力ロスを抑える設計です。
ポータブル電源を家庭内に常設する場合、使っていない時の消費電力も重要です。
せっかく満充電にしておいても、待機中にどんどん残量が減ってしまうと、いざという時に困ります。
S2000は、家庭用バックアップとして長く待機させることを意識した設計になっています。
冷蔵庫バックアップ用途に強い
S2000は、冷蔵庫バックアップをかなり強く意識した製品です。
停電時に困るのは、スマホの充電だけではありません。
冷蔵庫が止まる。
冷凍食品が溶ける。
食材が傷む。
夏場は衛生面も不安になる。
こういった問題に対して、2000Wh帯のS2000はかなり現実的な選択肢になります。
家庭用防災電源として考えるなら、冷蔵庫をどれだけ動かせるかは重要なポイントです。
H2:実機を見て感じたメリット
2000Whクラスなのに圧迫感が少ない
実機を見て感じた一番のメリットは、2000Whクラスなのに圧迫感が少ないことです。
大容量ポータブル電源は、性能は良くても置き場所に困ることがあります。
「買ったはいいけど、邪魔だから押し入れに入れてしまう」
これだと防災用としては微妙です。
S2000は、縦型で省スペースなので、日常的に見える場所に置きやすいです。
これは家庭用バックアップではかなり大きな価値です。
キッチン・リビング・冷蔵庫周りに置きやすい
S2000は、キッチンやリビングとの相性が良さそうです。
特に冷蔵庫の近くに置く使い方はかなりイメージしやすいです。
停電時に冷蔵庫をすぐバックアップできる。
普段は邪魔になりにくい場所に置ける。
必要な時にすぐ使える。
この流れが作りやすそうです。
背面ACポートで常設しやすい
背面ACポートも、実機を見て良いと感じたポイントです。
常設する機器を背面につなげると、ケーブルが前面に出にくくなります。
防災用として置きっぱなしにするなら、見た目やケーブル処理は意外と大事です。
このあたりは、単なるスペック表だけでは見えにくいですが、実際に使うと効いてくるポイントだと思います。
注意点・気になるポイント
AC定格出力は1500Wなので万能ではない
注意点として、S2000のAC定格出力は1500Wです。
多くの家庭用家電には対応できますが、何でも動かせるわけではありません。
高出力の電子レンジ、ドライヤー、IH調理器、電気ストーブなどは、機種や設定によって厳しい場合があります。
2000Whクラスというと、容量が大きいので何でも動きそうに見えます。
でも、容量と出力は別です。
容量は、どれだけ電気を貯められるか。
出力は、どれだけ大きな家電を動かせるか。
S2000は大容量ですが、超高出力モデルではありません。
拡張バッテリーには非対応
S2000は、拡張バッテリーには非対応です。
つまり、あとから容量を増やしていくタイプではありません。
4kWh、6kWhと拡張していきたい人には、別のシステムの方が向いている可能性があります。
S2000は、2010Whを単体でコンパクトに使うモデルと考えた方が良いです。
USB-Cは100Wと15Wなので使い分けが必要
S2000はUSB-C 100Wを搭載していますが、2口とも100Wではありません。
USB-Cは、100Wが1口、15Wが1口です。
そのため、ノートPCや高出力タブレットを充電する場合は、100W側を使う必要があります。
15W側は、スマホや小型機器向けと考えた方が良いです。
USB-Aも12Wなので、高速充電重視というより、補助的なUSBポートという位置づけです。
S2000の強みは、USBポートの数よりも、AC 5口とUSB-C 100Wを組み合わせた家庭用バックアップ性能だと思います。
H3:本格アウトドアより家庭内バックアップ寄り
S2000は、車中泊やキャンプでも使えると思います。
ただ、個人的には、本格アウトドアより家庭内バックアップ寄りのモデルだと感じました。
理由は、縦型コンパクト設計、背面ACポート、冷蔵庫バックアップ訴求などです。
頻繁に外へ持ち出すというより、家の中に置いておき、停電時に冷蔵庫や通信機器を守る。
そういう使い方に向いていると思います。
発売後に実容量・騒音・充電音は要検証
今回は、まだ発売前の発表会ベースの紹介です。
実際に長時間使って検証したわけではありません。
なので、発売後に確認したいポイントはかなりあります。
実容量はどれくらい出るのか。
高速充電時のファン音はどうか。
充電音やコイル鳴きはあるのか。
冷蔵庫を何時間動かせるのか。
IHや電子レンジはどこまで使えるのか。
常設バックアップ時の挙動はどうか。
このあたりは、発売後に実機レビューでしっかり検証したいと思います。
EcoFlow DELTA 3 2000 Airとスペック比較
比較表|S2000とDELTA 3 2000 Airの違い
ここからは、ライバルになりそうなEcoFlow DELTA 3 2000 Airと比較していきます。
まずは、主要スペックをまとめます。
| 項目 | Anker Solix S2000 | EcoFlow DELTA 3 2000 Air |
|---|---|---|
| 容量 | 2010Wh | 1920Wh |
| サイズ | 約20.8 × 28.2 × 32.3cm | 約22.0 × 22.3 × 42.6cm |
| 重さ | 約16.2kg | 約17.5kg |
| AC定格出力 | 1500W | 1000W |
| X-Boost / ブースト | 記載なし | 最大1500W |
| ACポート数 | 5口 | 2口 |
| USB-C | 100W ×1、15W ×1 | 18W ×2、合計36W |
| USB-A | 12W ×1 | 12W ×2、合計24W |
| 出力ポート数 | 8口 | AC 2口 + USB-C 2口 + USB-A 2口 |
| AC充電時間 | 約1.8時間 | 約2.3時間 |
| バッテリー寿命 | 6,000回以上、80%まで | 約3,000回、70%維持 |
| 通常価格 | 税込179,900円 | 税込134,700円 |
| 実売価格 | 発売記念・セール時に下がる可能性あり | 限定価格・セール価格あり |
数字だけ見ると、どちらも2000Wh帯の軽量コンパクトモデルです。
ただし、方向性はかなり違います。
S2000は、家庭内バックアップ向けに、ACポート数、定格出力、USB-C 100W、長寿命を重視したモデル。
DELTA 3 2000 Airは、価格とコンパクトさを重視した、2kWhクラスの軽量モデルという印象です。
容量・重さ・サイズ比較
容量は、S2000が2010Wh。
DELTA 3 2000 Airが1920Whです。
容量はS2000の方が少し大きいです。
重さは、S2000が約16.2kg。
DELTA 3 2000 Airが約17.5kg。
ここもS2000の方が少し軽いです。
サイズは、S2000が約20.8 × 28.2 × 32.3cm。
DELTA 3 2000 Airが約22.0 × 22.3 × 42.6cmです。
ここはかなり重要です。
S2000は、高さが抑えられていて、家庭内で置きやすい印象です。
一方、DELTA 3 2000 Airは、幅と奥行きはかなりコンパクトですが、高さが42.6cmあります。
そのため、床置きや車内の隙間などには置きやすいですが、棚の中や高さ制限がある場所では注意が必要です。
どちらも省スペースですが、置き場所の考え方は少し違います。
S2000は、冷蔵庫の近くやリビングの隅に置きやすい。
DELTA 3 2000 Airは、縦長のスペースや車内などに収めやすい。
この違いがあります。
出力性能はS2000が有利
出力性能は、S2000の方が有利です。
S2000はAC定格出力が1500Wです。
一方、DELTA 3 2000 AirはAC定格出力が1000Wで、X-Boost使用時に最大1500Wクラスの家電に対応します。
ここはかなり大事です。
定格1500Wと、X-Boostで1500W対応は意味が違います。
S2000は通常のAC出力として1500Wまで対応。
DELTA 3 2000 Airは通常時は1000Wで、X-Boostにより定格を超える一部家電を動かす設計です。
X-Boostは便利ですが、電圧を下げて定格出力以内に抑える仕組みなので、家電によっては通常時より性能が落ちる場合があります。
つまり、電子レンジ、電気ケトル、IH調理器、炊飯器などの高出力家電を考えるなら、S2000の方が安心感があります。
DELTA 3 2000 Airは、冷蔵庫、照明、通信機器、ノートPCなど、1000W以内の家電を中心に使うなら問題ありません。
ACポート数はS2000が5口、DELTA 3 2000 Airは2口
ACポート数も大きな違いです。
S2000は、前面にACが3口、背面にACが2口。
合計でAC 5口あります。
一方、DELTA 3 2000 Airは、AC 2口です。
これは家庭用バックアップではかなり差が出ます。
停電時に使いたいものは、一つだけではありません。
冷蔵庫。
Wi-Fiルーター。
スマホ充電器。
照明。
テレビ。
ノートPC。
こういうものを同時に使おうとすると、ACポート数は多い方が便利です。
DELTA 3 2000 AirはAC 2口なので、複数の家電を同時に使う場合は、電源タップが必要になる場面が出てきます。
ただし、電源タップを使う場合も、合計出力1000Wを超えないように注意が必要です。
ここはS2000の方が、家庭用バックアップとしては使いやすいと思います。
USB出力性能もS2000が有利
USB出力性能も、S2000が有利です。
S2000は、USB-Cが2口あります。
内訳は、100Wが1口、15Wが1口です。
USB-Aは、12Wが1口です。
一方、DELTA 3 2000 Airは、USB-Cが18W ×2、合計36W。
USB-Aが12W ×2、合計24Wです。
ここはかなり差があります。
DELTA 3 2000 AirのUSB-C 18Wは、スマホ充電なら使えますが、ノートPCや高出力タブレットの充電には物足りません。
一方、S2000はUSB-C 100Wがあるので、対応するノートPCを直接充電できます。
最近は、MacBook、WindowsノートPC、iPad、カメラ機材、モバイルモニターなど、USB-Cで充電する機器が多いです。
そう考えると、USB-C 100WがあるS2000の方が、現代的なガジェット運用には向いています。
ただし、S2000も2口とも高出力ではありません。
100Wは1口だけで、もう1口は15Wです。
そのため、ノートPCを複数台USB-Cで高出力充電したい人には、ACポートにUSB-C充電器を挿す運用も必要になると思います。
価格は通常価格だけで判断しない方がいい
価格は、通常価格だけを見るとDELTA 3 2000 Airが有利です。
S2000は通常価格が税込179,900円。
DELTA 3 2000 Airは通常価格が税込134,700円です。
ただし、ここはかなり注意が必要です。
ポータブル電源は、通常価格と実売価格が大きく変わります。
DELTA 3 2000 Airも、公式ページ上では限定価格が出ているタイミングがあります。
一方で、Anker製品も、発売記念キャンペーン、クーポン、セール、Amazonセール、楽天セールなどで、通常価格から大きく下がる可能性があります。
つまり、S2000とDELTA 3 2000 Airの価格比較は、通常価格だけで断定しない方がいいです。
発売直後や大型セール時に、S2000がどこまで下がるか。
ここを見てから判断するのが現実的です。
僕の見方としては、通常価格ではDELTA 3 2000 Airが安い。
ただし、S2000もセール価格次第では一気に評価が変わる可能性があります。
バッテリー寿命はS2000が優位
バッテリー寿命は、S2000がかなり強いです。
S2000は、6,000回以上、80%まで。
DELTA 3 2000 Airは、約3,000回、70%維持です。
基準が80%と70%で異なるため、完全な横並び比較ではありません。
ただ、長期使用を重視するなら、S2000の6,000回以上という数字はかなり魅力です。
防災用として長く置いておきたい人、家庭内バックアップとして長期的に使いたい人は、S2000の方が安心感があります。
どちらを選ぶべきか
ざっくり言うと、家庭用バックアップ重視ならS2000、価格重視ならDELTA 3 2000 Airです。
S2000がおすすめなのは、こんな人です。
冷蔵庫を止めたくない人。
停電時に複数の家電を同時に使いたい人。
ACポート数を重視する人。
定格1500Wの出力が欲しい人。
USB-C 100WでノートPCも充電したい人。
長く使えるモデルを選びたい人。
家庭内に常設しやすいポータブル電源が欲しい人。
一方、DELTA 3 2000 Airがおすすめなのは、こんな人です。
2kWhクラスをできるだけ安く買いたい人。
1000W以内の家電が中心の人。
ACポート数は少なくても問題ない人。
USB出力はスマホ充電中心で十分な人。
車内や限られたスペースに置きたい人。
僕の見立てとしては、
S2000は、家庭内バックアップ用として完成度が高いモデル。
DELTA 3 2000 Airは、価格と軽量コンパクトさに振ったモデル。
この違いです。
ただし、最終的にはS2000の発売時価格、セール価格、実機の使用感を見て判断したいところです。
Anker Solix S2000はどんな人におすすめ?
冷蔵庫を止めたくない家庭
S2000は、冷蔵庫バックアップを重視する人に向いています。
停電時にスマホを充電するだけなら、もっと小さいポータブル電源でも十分です。
でも、冷蔵庫を止めたくない。
食材を守りたい。
夏場の停電でも安心したい。
こういう人には、2000Wh帯のS2000はかなり現実的な選択肢になります。
防災用に2000Wh帯を置きたい人
防災用として考えるなら、1000Whクラスでは少し不安な人もいると思います。
一晩だけなら1000Whでも足りる場面はあります。
でも、停電が長引く。
冷蔵庫も動かす。
家族でスマホを充電する。
照明や扇風機も使う。
こうなると、2000Wh帯の安心感は大きいです。
複数家電を同時に使いたい人
S2000は、ACポートが5口あるのが強みです。
停電時に、冷蔵庫だけでなく、Wi-Fiルーター、照明、テレビ、スマホ充電器などを同時に使いたい人には向いています。
ポート数が少ないと、電源タップを追加する必要があります。
もちろん電源タップを使えば対応できますが、合計出力や安全性には注意が必要です。
その点、最初からACポートが5口あるS2000は、家庭用として使いやすいです。
USB-CでノートPCも充電したい人
S2000は、USB-C 100Wを搭載しています。
これにより、対応するノートPCやタブレットを直接充電しやすくなります。
防災時だけでなく、在宅ワーク、停電対策、リモート作業のバックアップ電源としても使いやすいです。
特に、ノートPCをUSB-Cで使う人にとっては、DELTA 3 2000 AirのUSB-C 18Wより、S2000のUSB-C 100Wの方がかなり実用的です。
大容量でも省スペースに置きたい人
S2000は、大容量でも省スペースに置きたい人に向いています。
ポータブル電源は、買った後の置き場所がかなり大事です。
邪魔だから奥にしまう。
重いから出すのが面倒。
結果として使わなくなる。
これでは防災用としては微妙です。
S2000のように、日常空間に置きやすいサイズ感なら、非常時にも使いやすくなります。
長く使えるポータブル電源を選びたい人
最後に、長く使えるポータブル電源を選びたい人です。
S2000は、6,000回以上の充放電サイクル数をうたっています。
ポータブル電源は安い買い物ではありません。
だからこそ、短期間で買い替えるより、長く安心して使えるモデルを選びたい人には、S2000はかなり合っていると思います。
まとめ|Anker Solix S2000は家庭用バックアップ特化の2000Wh帯モデル
最後にまとめます。
Anker Solix S2000 Portable Power Stationは、家庭用バックアップをかなり意識した2000Wh帯の新型ポータブル電源です。
特徴は、
- 容量2010Wh。
- 重さ約16.2kg。
- サイズ約20.8 × 28.2 × 32.3cm。
- AC定格出力1500W。
- ACポート5口。
- USB-Cは100Wと15W。
- USB-Aは12W。
- 出力ポート合計8口。
- 最短充電時間約1.8時間。
- 通常価格は税込179,900円。
- バッテリー寿命は6,000回以上。
- 前面と背面にACポートを配置。
- 冷蔵庫バックアップに強い。
このあたりです。
ライバルのEcoFlow DELTA 3 2000 Airと比べると、S2000は通常価格では高めです。
ただし、容量、重さ、AC定格出力、ACポート数、USB-C 100W、バッテリー寿命ではS2000に魅力があります。
一方で、DELTA 3 2000 Airは価格のインパクトが強いです。
2kWhクラスをできるだけ安く導入したい人には、かなり魅力的です。
ただし、AC定格出力は1000W、ACポートは2口、USB-Cは18W ×2、USB-Aは12W ×2なので、出力性能やポート構成は控えめです。
なので、現時点での僕の見立てはこうです。
家庭内で長く使う防災・冷蔵庫バックアップ重視なら、Anker Solix S2000。
価格重視で2kWhクラスを導入したいなら、EcoFlow DELTA 3 2000 Air。
ただし、価格については通常価格だけで判断しない方がいいです。
S2000も発売記念キャンペーンやセールで大きく安くなる可能性があります。
最終的には、発売時の実売価格、セール価格、そして実機レビューでの使い勝手を見て判断するのが良いと思います。
今回はまだ発売前の発表会ベースです。
実容量、充電音、ファン音、出力の安定性、冷蔵庫バックアップ、IHや電子レンジの使用感などは、発売後に実機でしっかり検証していきたいと思います。
ということで今回は、Anker Solix S2000 Portable Power Stationの新製品情報と、EcoFlow DELTA 3 2000 Airとの比較をお届けしました。
発売後の実機レビューも見たい方は、ぜひチャンネル登録してお待ちください。